Black labeled page

アクセスカウンタ

zoom RSS 週刊メカニック講座

<<   作成日時 : 2010/10/29 12:56   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

今週は学校の方では休みだったんだが、先週2個発表して温存したのが役に立った

LSD(作動制限装置)について
LSDは作動装置、つまり、デファレンシャルギアの働きを制限する物である。
デファレンシャルギアの働きは、車が曲がる際の左右の車輪の移動距離の差を吸収し、スムーズなコーナリングを実現する物である。
・デファレンシャルギア仕組み
傘歯車の構成により、片方のシャフトをロック状態にすると、もう片方のシャフトは2倍の回転にまで加速する。
つまり、左右のシャフトの回転の比は1:1〜2:1、もしくは1:2まで無段階に可変する。
画像

・デファレンシャルギアの問題点
スムーズなコーナリングを実現する反面、単純な仕組みゆえに、想定外の事態には対応できない点がある。
元の用途では内側のタイヤの抵抗力で、外側の車輪が加速するという機構であるが故に、
回転抵抗の少ない方に駆動力を分配してしまうためである。
つまり、片方の車輪がぬかるみに嵌まったり、脱輪などによって宙に浮いてしまった場合、
ぬかるみに嵌まった側や、宙に浮いた側の車輪に駆動力が与えられてしまい、しっかりグリップしている車輪には駆動力が伝わらない為、脱出が非常に困難になる。
また、スポーツ走行をする場合、遠心力によって内側のタイヤが浮き気味になってしまい、加速しようとアクセルを踏んでも
駆動力は内側のタイヤにかかるだけで車は前に進まず、遠心力が弱くなり、内側のタイヤのグリップが回復するまでの間加速はお預けの状態になる。
・解決策
上記の問題を解決するにはデフロックおよびLSDが用いられる。
デフロックは脱輪やぬかるみに嵌まる機会が多いと予想されるトラックやRV車に採用される場合が多い
だが、スポーツカー等には手動で操作をするには操作が煩雑になるのと、常に作動を制限してしまうと車がものすごく曲がりにくくなってしまうから採用は難しい。
そのため後者の車にはLSDを装着する。
LSDは特定の条件下で差動を制限する物であり、条件によって変わるので3種類あり、
加速時に働く物を1WAYと言い、加速と減速の両方に作用する物を2WAYと言い、加速に働き減速時に僅かに働く物を1.5WAYと言う。

また、LSD自体は車の加速や減速に発生する軸の反トルクによって差動を制限する物なので、この装置自体が働くまでにラグが存在する。
特にクラッチ構造を持つ機械式LSDでは、低速時のコーナリングではクラッチ効果が弱く、断続クラッチと同様の効果が起きてバキバキと異音が発生することがある。
これらを解消する為あらかじめにLSDそのものにトルクを掛けておいてある程度作用させておく必要があり、このトルクのことをイニシャルトルクと言う。
イニシャルトルクをかけておくことで、作用するまでの時間が短縮されてスムーズな効果が得られる。

・作動制限装置のデメリット
良くも悪くもデフの働きを抑える物なので、通常走行事にはコーナリング時の走行抵抗となり、燃費の低下、駆動輪の交換サイクルの増加
コーナリング時の車の素直な回頭性の阻害、それのよる最小回転半径の増加、LSD自体のメンテナンスが増えるなどの問題が出る。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
週刊メカニック講座 Black labeled page/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる